上映スケジュール
3月20日(金)〜3月21日(土) 23:00〜翌4:35(予定)
『午前0時のフィルム映写会〜リベンジする者たち―最強の70'Sアメリカ映画選―』
キャリー
Carrie 
1976年 アメリカ 98分 35ミリ
監督: ブライアン・デ・パルマ
原作: スティーヴン・キング
出演: シシー・スペイセク、パイパー・ローリー、ジョン・トラヴォルタ、エイミー・アーヴィング、ナンシー・アレン
配給: 東宝東和
一昨年リメイクされたクロエ・グレース・モレッツ版「キャリー」のオリジナルがこれだ。クロエは可愛い過ぎて物足りないという方はぜひご覧いただきたい。オリジナルのシシー・スペイセクの迫力は凄まじい。監督ブライアン・デ・パルマの出世作であり、原作スティーヴン・キングのデビュー作であり、ジョン・トラボルタ、エイミー・アーヴィング、ナンシー・アレンなどその後有名になった若手俳優が顔を揃える70年代アメリカン・ハイスクール青春物、そして超能力少女映画の金字塔。

キャリー
©1976 METRO-GOLDWYN-MAYER STUDIOS INC. ALL RIGHTS RESERVED.
コックファイター
Cockfighter
1974年 アメリカ 84分 35ミリ
監督: モンテ・ヘルマン 
製作: ロジャー・コーマン
撮影: ネストール・アルメンドロス
出演: ウォーレン・オーツ、ハリー・ディーン・スタントン、ローリー・バード
配給: boid
恐ろしくクールでカッコいい「断絶」の監督モンテ・ヘルマンが、これまた渋くて70年代ベストフィルムの1本「ガルシアの首」のウォーレン・オーツを主演に迎えて撮った“闘鶏の映画”とくればペキンパーの映画のようにバイオレントな痺れる映画に違いない。予想通り、あるいはそれ以上の、動物愛護団体から非難を浴びること必至の、ラストのW・オーツの“愛の告白”は映画がひっくり返るほど度胆を抜くカッコよさ。B級映画の帝王ロジャー・コーマン製作、撮影はネストール・アルメンドロス。

コックファイター
©1974 Rio Pinto Productions, Inc. and Artists Entertainment Complex, Inc.
ロッキー
Rocky
1976年 アメリカ 119分 DCP
監督: ジョン・G・アヴィルドセン
脚本: シルヴェスター・スタローン
音楽: ビル・コンティ 
出演: シルヴェスター・スタローン、タリア・シャイア、バート・ヤング、バージェス・メレディス
配給: 東宝東和
一躍シルヴェスター・スタローンの名を世に知らしめ、日本でもビル・コンティの音楽とともにその年の映画といえば「ロッキー」というほど大ヒットを飛ばした。長い下積み生活を送っていたスタローン本人が脚本を書き、自ら主演することにこだわり、低予算の条件の中、フィラデルフィアの街を走るロッキーの場面は小規模なゲリラ撮影で行われた。映画のロッキーさながら無名の俳優の低予算の映画がアカデミー賞を獲得、底辺から這い上がる不屈の男のアメリカン・ドリーム復活の映画となった。

ロッキー
©1976 Metro Goldwyn Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.
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