上映スケジュール
9月30日(金)〜10月1日(土) 23:00〜翌5:00(予定)
『午前0時のフィルム映写会 〜“ジャック・タチ特集”』
ぼくの伯父さんの休暇
  
1953年 フランス 89分 *BDデジタル上映
監督: ジャック・タチ
出演: ジャック・タチ、ナタリー・パスコー、ルイ・ペロー
配給: Playtime
1907年パリ郊外で生まれたジャック・タチは、ミュージックホールのパントマイム芸人として注目され、初の長編映画「のんき大将 脱線の巻」を監督・出演して成功を収める。長編第2作のこの「ぼくの伯父さんの休暇」はジャック・タチの分身ムッシュ・ユロが誕生した記念碑的な映画。ブルターニュ地方サン・マルク・シュル・メールの一軒の海岸ホテルに避暑に訪れた人々。白黒の美しい風景にゆっくりと流れる時間、そしてタチ映画独特の心地良い音楽。

ぼくの伯父さんの休暇
©Les Films de Mon Oncle - Specta Films C.E.P.E.C.
ぼくの伯父さん
1958年 フランス・イタリア 116分 *DCPデジタル上映
監督: ジャック・タチ
出演: ジャック・タチ、ジャン・ピエール・ゾラ、アドリエンヌ・セルヴァンティー
配給: Playtime
ジャック・タチことユロ氏はパリの下町風情の残るアパートの最上階に住み、犬が駆けまわる工事の跡が残る空き地を通って、甥っ子のいるモダンな邸宅へ通う。社長夫人の妹が就職やお見合いの世話をするがうまくいかない。こんな伯父さんが傍にいては子供の教育によくないと地方の支店へ旅立つことになる・・・。モダンでスタイリッシュな色彩とデザイン、詩情とノスタルジー、一世を風靡した音楽、「ぼくの伯父さん」ユロ氏を決定づけた映画。

ぼくの伯父さん
©Les Films de Mon Oncle - Specta Films C.E.P.E.C.
プレイタイム
1967年 フランス・イタリア 124分 *DCPデジタル上映
監督: ジャック・タチ
出演: ジャック・タチ、バルバラ・デネック、ジョルジュ・モンタン
配給: Playtime
全編70ミリの撮影は中断を挟みながら丸2年、製作費15億フラン(当時のレートに換算して1093億円!?)という信じ難いこの映画は、まず映画の主役ともいえるビル街を半年かけて建設、“タチヴィル”と名付けられたこの巨大なセットは映画スタジオの様相を呈し、各5階まで本物のビルを建造し、周囲に台車に乗った張りぼて式のビルが配置された。興行は惨敗しタチは破産したが、近年ますます評価は高く、映画が到達した極北の一つに違いない。

プレイタイム
©Les Films de Mon Oncle - Specta Films C.E.P.E.C.
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